トリナ・ソーラーが210 Vertexモジュールの低炭素ライフサイクルでLCA認証を取得

【常州(中国)2022年6月9日PR Newswire】トリナ・ソーラー(Trina Solar)はこのほど、テュフ・ラインランド(TUV Rheinland)から、210mm Vertexモジュールのライフサイクルアセスメント(LCA)認証を取得し、201mmモジュールでLCA認証を受けた初めてのソーラー企業となった。Vertexモジュールは、210mmウエハーの利点を生かして、業界トップクラスの低炭素排出を実現している。

トリナ・ソーラーは25年前の設立以来、グリーンエネルギーを推進するとともにグリーン開発も実践してきた。同社は太陽光発電モジュールを通じてクリーンな電力を提供し、その製造過程のグリーン化と低酸素化に取り組んでいる。

ライフサイクルアセスメント(LCA)は、ISO 14040/ISO 14044の規則と必要条件に従って、対象となる製品のライフサイクルにわたる炭素排出量などの指標を科学的かつ厳格にテストする。世界各地にあるトリナ・ソーラーの主要工場からテストと認証のためにサンプリングされた製品は、Vertex S 410WからVertex 670Wまで単体結晶のp型210mmモジュールの全種類をカバーしている。

結果は、トリナ・ソーラーのVertexモジュールが、低炭素排出で業界内において傑出していることを示す。中国でのPVモジュールの「ゆりかごから墓場まで」ライフサイクルアセスメントの平均炭素排出量は、約550kg-CO2E/kWである。トリナ・ソーラーの210mm Vertexモジュールの炭素排出量は、特殊なシリコン素材を使用なしで、400kg-CO2_E/kW以下と少ない。排出量は中国の業界平均より少なくとも30%低い。30年間の製品ライフサイクルを例にとると、トリナ・ソーラーのVertexモジュールの電力排出係数は、0.01以下である。火力発電の炭素排出は、この100倍以上である。

グローバルな地球温暖化への潜在的影響に関する要素のテストに加えて、トリナ・ソーラーは、エネルギー消費、原材料使用、酸性雨、富栄養化、有害物質、廃棄物など環境に影響を及ぼす10以上の指標についてVertexモジュールの包括的なLCA分析を実施した。その結果はVertexモジュールの優れた性能を示している。

二酸化炭素排出の削減はグローバルな傾向であり、全産業で製品ポートフォリオや技術開発、製造、サプライチェーン管理に影響を与え続けるだろう。低酸素認証は、顧客が使用する製品を選ぶ際に、重要な検討事項となるだろう。トリナ・ソーラーの210mm Vertexモジュールは、LCA認証に合格し、Vertexの炭素排出量やその他の環境性能データを提供することで、顧客のカーボン・ニュートラル目標達成を支援する。

LCA認証は、トリナ・ソーラーによる低炭素化の追求の1つの側面にすぎない。同社は、低炭素製品の設計、エネルギー管理システムの最適化、エネルギー使用効率の改善などの取り組みを通じて、炭素排出の削減とグリーン開発に関する社会的責任を厳格に果たして行く。トリナ・ソーラーは自社のグリーン開発に加えて、産業チェーンでのエネルギー節約と排出削減も推進する。