人民網日本語版
世界各地における公演回数が約300回を数える上海歌舞団のオリジナル舞劇「朱鷺(トキ)」の公演が2日夜、上海国際舞踏センターで行われた。新型コロナウイルスが流行したため、ここ数ヶ月は公演が見合わされていたため、再開後第一回目となるこの公演は、ファンとの特別な「再開」の時間となった。文匯報が報じた。
同日、公演再開を首を長くして待っていたファンらが上海国際舞踏センターに続々と集まった。観客の中には、鍾鳴氏や劉凱氏など、新型コロナウイルスとの闘いの第一線に立ってきた医療従事者のほか、各界を代表して招かれたゲストの姿もあった。規定により、入場の際はマスク着用が義務付けられていたものの、観客の目を見ると、喜びがあふれており、高揚する思いが伝わってきた。
上海歌舞団の代表作「朱鷺」は、日本でも100回以上を公演されており、元のスケジュールでは今年も51回の公演を行う計画だった。しかし、新型コロナウイルス感染状況の影響を受けて、その延期を余儀なくされている。2日夜、舞台で「トキ」が再び美しく舞い、ダンサーたちの繊細で、華麗な踊りが会場を魅了していた。