中国、新型コロナとの闘いを描いたドラマ製作へ 10月放送予定

人民網日本語版

中国国家ラジオ映画テレビ総局の企画、指導の下、国家衛生健康委員会と上海市委員会宣伝部がサポートし、上海広播電視台(テレビ放送)は、中国国内のトップレベルの製作関係者を起用して、新型コロナウイルス感染拡大の防止・抑制に取り組んだ期間中に、各業界であったノンフィクションのエピソードをベースにしたドラマ「在一起(Together)」を製作中だ。全20話で、2話完結の構成になる計画という。それぞれのストーリーを脚本家1人、監督1人が担当する。全てのストーリーが実際に起こったことのドラマ化となる。北京晩報が報じた。

数え切れないほどの医療従事者、警察、コミュニティスタッフ、ボランティアなどが新型コロナウイルス感染流行地から避難する流れに「逆行」する精神にインスピレーションを得て、「新型コロナウイルスとの闘い」をテーマにした初のドラマを製作するに当たり、中国の現実主義をテーマにした作品を得意とする脚本家、監督、役者が集結している。例えば、有名な脚本家・六六、2017年の大ヒットドラマ「我的前半生」の脚本を務めた秦■(■は雨かんむりに文)、脚本界のゴールデンコンビ・高▲(▲は王へんに旋)と任宝茹、大ヒット映画「紅海行動(OPERATION RED SEA)」の脚本を手掛けた馮驥、その他、張黎監督、安建監督、沈厳監督などの参加が決まっている。

今月8日、六六は上海を出発し、湖北省武漢入りして取材を始めた。出発前、六六はSNSに「ウイルスとの闘いをめぐるエピソードは、リアルな感情を描かなければならない。そのため、第一線に足を運んで、私自身が感動できる、人やエピソードに出会わなければならない。私はそれら素晴らしい人々を記録する能力を十分に備えている。私の周りには、従業員たちの家計を担いながら、救援活動をしている企業家の友達、妻や子供を残して武漢に行き、1ヶ月以上帰ることができていない医師の友達、武漢の親戚などがおり、皆がこの大きな災難に全力で立ち向かっている。工場、コミュニティ、ボランティア、野菜や薬の宅配などをめぐる小さなエピソードがあるほか、多くの庶民がこの災難において正義感を抱いて行動した。それが、私が武漢に行くことにした理由」と綴った。

「在一起」は今年10月に、中国の衛星テレビで放送されるほか、動画配信サイトなどでも同時配信される計画だ。