株式詐欺の疑いで中国人16人、タイで逮捕 被害者は中国人限定

 4月8日の報道によると、タイの警察は15人の日本人の金融犯罪者を逮捕した。この前の4月2日午前11時頃、タイ警察が株式詐欺の中国人集団を逮捕した、逮捕者16人のうち男13人、女3人はすべて中国人。この中国人詐欺集団は、中国人だけをターゲットとして株式詐欺、詐欺目的でバンコクに投資会社を設立経営していた疑い。

 バンコク詐欺集団のアジト(投資会社)現場では、18台のパソコン、68台の携帯電話、約100枚のSIMカードが押収されました。バンコク警察当局によると「現場では、多数の電話番号リスト、株価関連のドキュメント紙も押収。バンコク警察は中国人詐欺集団のインターネットアカウントも確認。詐欺集団の活動は3月18日から開始されたようだ」としています。

 中国人容疑者等は3月中旬にプーケット国際空港からタイ入国しました。アジト近くの住民によると「複数の中国人男女が食べ物を手にして出入りしているのをよく見かけた」としています。中国人詐欺集団がここを犯行拠点に選んだのはバンコクの良好なネット環境、中国国内の厳しい監視の目から逃れ、恰も隣町から電話をかけるように中国語で同じ国籍の人を騙すことができると考えたようです。

 但し、タイ入国から逮捕まで2週間足らず、ネット環境の進んだタイ国のタイ警察のネット捜査力を甘く見ていたのではないでしょうか。最近タイでは日本人のオレオレ詐欺集団も逮捕されています。タイ警察から言わせれば。タイ外にしろ!