香港メディアの発表によると香港男性の平均寿命は81.3歳、女性は更に高く87.3歳に達しています。世界保健機関の「2016年世界保健統計」の報告によると世界の平均寿命は71.4歳、中国の平均寿命は76.1歳です。超を付けていいほど狭い家に住む香港人はストレスもたまりやすいはずなのに、なぜ香港人の寿命は世界一になるのでしょうか?
その理由の第一は環境ではないでしょうか。香港の街は安全、公共交通は便利、健康的な食材、公共施設も整っています。気候も温暖で暑くも寒くもなく快適に生活することができると考えられます。
香港人の日常的なヘルスケアサービスも恵まれています。医療保険制度は完備しており公立医療サービスはほとんど無料です。香港の医療水準は高いですが医療費は大変安くなっています。
二つ目の理由は、香港人独自の生活習慣、食事と養生。長寿には医療の力はもとより、自分自身がヘルスケアを重視し、健康な食事、暴飲暴食を慎むことが大事です。香港人は中国本国の人々に比べて食材に気を使い栄養豊富な食事をとっています。
さらに漢方薬も香港人の日常生活に深く溶け込んでいます。漢方と西洋医学がうまく融合した香港では、健康食品も百家争鳴状態で盛んです。香港人の多くのは栄養補助補品を愛用し、生草、漢方薬膳のみならず洋風の食事療法も取り入れている香港人も少なくありません。洋の東西を問わず上手に良いとこどり。
結果、香港人は世界一の長寿を享受しているようです。長生きしたくば香港良いとこ一度はおいで、といったところでしょうか。