江西の石頭村 玉石と餅で建てた家の街並み!

江西省・石頭村、ここは正に石の村落で、たいへん美しい地域です。石頭村の家はみんな川沿いに玉石で建てられています。漆喰代わりに黄色のもち米ペーストを使っていて、たいへん丈夫です。また、ここには江南地域で現存する最も幅の広いシングル・アーチの石橋もあります。石頭村は江西でも有数の古い村落です。

この江西の玉石古村は桂湖村とも呼ばれ、江西省徳興市の竜頭山郷に位置しています。まさに石の世界。玉石で建てられた家々が建ち並ぶ集落です。石頭村では住宅だけでなく石垣、石道、地面、あぜ等々、すべては玉石と青石で造られています。

玉石は一つ一つ形が不規則、村にはセメントや石灰がありません。そこで村人たちは黄色いもち米のペースト、すなわち・お餅!を使うことを考えました。玉石を一つずつ積み重ね、餅を隙間に塗り込んだ石造りの家を建てました。このようにして造ってみると、風雨にさらされてもビクともしない頑丈な家に仕上がりました。

玉石と餅の家並みは青山を背にして、玉石と餅の石畳が敷かれた古道は小川に沿って遠くまで続いています。中でも日暮れ、夕日に映える静かな村は風情があります。地元の人々はこの玉石と餅の村で静かな田園生活を暮らしています。

この村には、江南地域で最大のシングル・アーチ型の石橋があります。この石橋が作られたのは明の時代、420年以上の歴史があります。石橋の石は花崗岩、橋はハの字型、ハのノの部分は34段の階段、もう一方には35段の階段があります。橋の縁には石のガードが設けられていて、青灰石で作られた石の手すりも付いています。家も石、道も石、橋も石、石頭村は古風で優雅です。

日本の皆さん、ようこそ石頭村に。