ガーデンエキスポが中国北部の滄州市で始まる

中国、滄州市, 2023年6月5日 /PRNewswire/ -- 5月26日、河北省の第6回(滄州)ガーデンエキスポが運河沿いの中国北部の都市、滄州市で開幕した。滄州市政府によると、学術交流、ガーデニング、技能競技会、文化展示会などの5つのカテゴリーにわたる合計19のアクティビティが8月末まで実施される。


Garden Expo in Cangzhou, N. China Hebei Province

「千マイルの道、大運河の壮大な美しさ」をテーマにした今回のエキスポでは、滄州の大運河文化を紹介するとともに、庭園芸術展、サイトの選択、計画、建設、そして様々な文化活動プランにより、生態系文化を全面的に促進することを目指している。

世界文化遺産である北京杭州大運河は、エキスポパークを北から南に走る。滄州は、大運河の風景地帯として、市の展示公園、さらには両岸に特設の植物展示スペースを建設するなど力を入れてきた。

昨年新たに加わった北京杭州大運河(京杭大運河)の滄州市街地区間では、エキスポパークを通じて、訪問者に優れた人工水路文化を鑑賞する機会が提供される。近年、大運河沿いにエキスポパークが設置された滄州では、両側に歴史的建造物のナンチュアン(Nanchuan)とランイン(Langyin)を再現した。

中国大運河無形文化遺産展示ホールが、大運河沿いで最も著名な展示スペースとなる。ホールには,滄州のユニークかつ多様性のある民俗芸術品が展示され、訪問者は現代の庭園芸術を鑑賞しながら大運河の魅力を十分に体験することができる。

自然の生態が織りなす景観、無形文化遺産は、エキスポパークの中庭の建築と景観と有機的に統合されており、滄州の中心部にある216kmの大運河の風光明媚な、真珠のようなまばゆいばかりの景観が広がっている。

 今年の庭園芸術展、そして、都市計画・デザインコンペティションが滄州大化産業遺産文化区で開催される。ガーデンエキスポパークに隣接するゾーンは、もともと、1970年代初頭に建設された13の化学肥料プラントの1つであり、今年のガーデンエキスポの仮想ノードでもある。

 2017年以降、河北省の地方庭園見本市と5つのガーデンエキスポのために、開催都市では緑地スペースが13,050ムー(約2,150エーカー)拡張されたことが報じられている。

滄州は運河で繁栄する都市。200km以上にもおよぶ大運河の水路は大切に保存されており、運河沿いには数多くの歴史的遺構が残っている。