Arçelik、地球環境危機に応えIFA 基調講演で気候行動を緊急に訴える

Arçelik のハカン・ブルグル (Hakan Bulgurlu) 最高経営責任者 (CEO) 、環境劣化から自然を守るための持続可能な変革の実践を基調講演で企業に呼びかけ

ベルリン, 2022年9月4日 /PRNewswire/ -- ヨーロッパの有名ブランド 2社、Beko と Grundig を含む主要家電企業12社を傘下に置くグローバルな家電メーカー、Arçelik は、IFA 2022 の基調講演で、業界全体に対し気候変動に対処する行動を取るよう呼びかけました。

Hakan Bulgurlu, Arçelik CEO
Hakan Bulgurlu, Arçelik CEO

同基調講演で Arçelik CEO のブルグル氏は、経済界が直面する課題について語り、ビジネスにおける技術革新に伴う消費増加が、環境負荷の原因となっていることを強調しました。

ブルグル氏は、世界の環境課題に対し、状況に即した技術ソリューションの開発を通じて、その崩れたバランスを立て直すことこそが、イノベーションの目的であると捉えています。そして、気温上昇を1.5度に抑える「1.5度目標」を守るために不可欠な気候行動として、クリーンエネルギーへの移行、規制された透明な炭素市場、2050年を目標とした石炭火力のフェードアウトを含む全施策を呼びかけました。

ブルグル氏はCEO として率いる野心的な気候目標の達成に向けたArçelikの揺るぎない取り組みについて意欲を語り、2050年のネットゼロ達成年は、各国の抽象的な施策ではなく、地球上の全生命種の存続に関わることを訴えました。

地球温暖化の中でこれまでになく切迫性を増す水資源の保護

同 IFA イベントでは、家庭排水に対処するために開発された Arçelik の新技術も発表されました。IFAベルリンで初めて特別披露された最新鋭のテクノロジー、「SaveWater」は、食器洗い機・洗濯乾燥機における優れた洗浄と家庭におけるより効率的な水の利用を実現するために開発されました。

この高度な食器洗い機用テクノロジーを使えば、運転コースの最後のすすぎの水を保存し、次回の運転の初めに使用できます。洗濯乾燥機でSaveWaterテクノロジーを使えば、毎回最大5.2リットル分の水を節約できる一方、食器収容点数が160点の食器洗い機では、6.9リットルのみの水で最大収納量の食器を洗浄し、運転毎に2.6リットルの水を節約することにより、Bekoの製品群で最少の水消費量を実現できます。節水を目的に開発された Beko の新製品ライン SaveWater は、運転コース毎に最大7.8リットルの水を節約し、家庭と地球環境に還元します。

Arçelik は、資源効率性を高める技術革新をリードする他、自社の業務現場においても最新テクノロジーを活用することにより、水技術のリスクを特定し、水の利用の効率化を推進しています。過去12年にわたり、Arçelik は217万立方メートルの水を節約しました。これは、トルコで270万戸の家庭における日毎の水消費量に相当します。

また、Arçelik は海外・国内双方のパートナーと提携し、地域社会と協力することにより、持続可能な水管理の発展に貢献しています。本年度は、Water.org との提携を開始することにより、ケニアにおける水資源利用プロジェクトに投資し、水および衛生のソリューションの長期的な発展を促進します。

Arçelik の最高経営責任者 Hakan Bulgurlu : 「私達の地球は、緊急事態に直面しています。行動できた世代になるか、それとも否定するばかりで行動できなかった世代になるか、人類は今歴史の岐路に立っています。そのような時だからこそ、サステナビリティを単なるコスト削減戦略としてではなく、必須のビジネスモデルとして普及させる必要があります。

「当業界全体で、イノベーションを最優先事項として定め、エネルギー、水、環境の課題に対し大きな効果をもたらすテクノロジーを発明することに全社が注力する必要があります。」

「Arçelik では、自社のグローバルな地位と資源を活用することにより、気候変動対策の国際的な取り組みを推進し、製品の効率性と耐久性を高めることにより、地球環境の豊かさを破壊しない、真の豊かさの実現を目指しています。SaveWaterは、世界で最も持続可能なブランドとなり、世界中の人々の役に立つ革新的な技術を取り入れたいという私たちの意欲を示す製品です。」

「今こそ、この課題に取り組む時です。一丸となって気候変動対策に取り組むことで得られる報酬は、気候変動による差し迫った大災害の恐れなく、人々が自由にビジネス、家族、社会を発展させることができる安定した市場で、将来性のある業界として存続できるという安心です。」

Arçelikは、資源効率から廃棄物管理、リサイクルに至るまで、21世紀の課題に対応するために常に革新を続けています。これには、環境に配慮したエコ梱包への取り組みも含まれます。Arçelikは2021年には、調理機器、レンジフード、小型家電、電子機器のカテゴリーで、100%リサイクル材および再生可能材を活用した段ボールを324トン使用し、緩衝材として発砲スチロールの代わりに成型パルプを40トン使用しました。Arçelikは、発泡スチロールを使用しない梱包で主要な家庭用電化製品のラインアップを提供する、世界初の家電メーカーです。

こうした広範囲にわたるコミットメントと行動により、Arçelikは業界で高い評価を得ています。トルコで国内初かつ唯一のメーカーとして、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに選定されました。また、FTSE4GoodおよびBISTインデックスにも認定されています。

編集者への注記

免責事項: タンブル乾燥機では、洗濯物を10kgまで入れた場合、1回の運転で最大5.2リットルの水を節約できます。食器洗い機は、SaveWaterテクノロジーを搭載していない類似のBeko製食器洗い機と比較して、エコプログラムで運転1回あたり2.6Lの水を節約できます。BekoのSaveWaterラインは、運転1回あたり最大合計7.8リットルの水を節約します。

Arçelik社について 

全世界で40,000人以上の従業員を擁するArçelik社は、52カ国に販売・マーケティング拠点を持ち、9カ国28カ所の生産拠点と12のブランド(Arçelik、Beko、Grundig、Blomberg、ElektraBregenz、Arctic、Leisure、Flavel、Defy、Altus、Dawlance、Voltas Beko)を所有し、グローバルに事業を展開しています。白物家電の市場シェア(数量ベース)で欧州第2位の企業であるArçelik社の連結売上高は、2021年に65ユーロに達しました。世界各地にある28の研究開発・デザインセンターには、2,200人以上の研究者が在籍し、これまでに3,000件以上の国際特許を出願しています。2021年、Arçelik社はS&Pグローバル企業サステナビリティ評価のダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)において、DHP耐久消費財業界で3年連続の最高のスコアを達成しました。Arçelik 社は、ネットゼロ排出量を達成するための持続可能性とクレジット制度を利用した脱炭素ロードマップにおける指導的立場を通して、プリンス・オブ・ウェールズ殿下(英国皇太子)のテラカルタ勲章 (Terra Carta Seal) を受賞した業界初で唯一の企業になりました。Arçelik は「世界を尊重し、世界中から尊重される」をミッションに掲げています。

www.arcelikglobal.com/en 

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Hakan Bulgurlu, Arçelik CEO
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Hakan Bulgurlu, Arçelik CEO
Hakan Bulgurlu, Arçelik CEO

 

Booth photo – Beko SaveWater
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