中国建設銀行東京支店が東京都にマスク5万枚を寄贈

人民網日本語版

日本では現在、新型コロナウイルス感染の拡大が続いており、その防疫対策が一層重大な局面を迎えている中、マスク不足が深刻になっている。現地の防疫対策の負担を少しでも緩和させようと、中国建設銀行東京支店は、防疫対策をしっかりと実施しているほか、企業の社会的責任を積極的に履行し、今月10日には、在日本中国大使館を通して、東京都に5万枚のマスクを寄贈し、現地の防疫業務をサポートしている。寄贈式には、同大使館の宋耀明経済商務公使、東京都総務局の榎園弘防災対策担当部長、東京都政策企画局の外務部の責任者、在日中国企業協会の王家馴会長、中国建設銀行東京支店の解陸一支店長などが出席した。人民網が報じた。

東京都庁の代表にマスクを寄贈する在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使(写真右から3番目)、在日中国企業協会の王家馴会長(写真一番左)、中国建設銀行東京支店の解陸一支店長(写真左から3番目)、王玉潔副支店長(写真左から2番目)。(画像は中国建設銀行東京支店が提供)

宋公使は寄贈式で、「中日両国は、一衣帯水の友好的な隣国で、新型コロナウイルスとの闘いにおいては、互いに見守り合い、助け合う運命共同体だ。新型コロナウイルス感染拡大が深刻化して以来、東京都を含む日本政府や社会各界が次々に援助の手を差し伸べ、さまざまな形で中国をサポートしてくれたことを、中国の国民は銘記している。日本は現在、新型コロナウイルス感染拡大を食い止めるための山場を迎えており、私たちは自分の事のように感じている。できる限りのことをして、日本にサポートを提供し、日本の国民と共に困難を乗り切りたい」と語った。

榎園防災対策担当部長はまず、日本が山場を迎えている時に、中国が援助の手を差し伸べたことに心からの感謝を述べ、「現在、日本の多くの地域でマスクが不足しており、寄贈されたマスクは本当に貴重で、日中友好の証といえる。現在、新型コロナウイルス感染が世界各地に拡散している。中国が講じた防疫対策は非常に効果的で、中国との交流を強化して、協力して一日も早くウイルスを封じ込めたい」と語った。

寄贈式終了後、王会長は取材に応じ、「中国で新型コロナウイルス感染拡大が深刻化して以来、特に中国の新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制対策が膠着状態を呈している時に、日本政府と国民が積極的に援助の手を差し伸べ、心温まるメッセージが書かれた大量の医療物資を無償で、何度も中国に送り、実際の行動で、中国の防疫対策をサポートしてくれた。今回、日本が新型コロナウイルス感染拡大を食い止めるための山場を迎えており、中国建設銀行東京支店は積極的に在日中国企業として社会的責任を果たすと同時に、『恩を知り恩に報いる』という中華民族伝統の美徳を示した」と語った。

解支店長は取材に対して、「日本で大きな災害が発生するたびに、当支店は社会的責任を果たし、積極的に義援金を寄付している。昨年、関東地方が大型台風19号に襲われた際も、ボランティアが市原市に足を運び救援活動することを企画した。日本で新型コロナウイルス感染拡大が日に日に深刻化していることに、在日本中国大使館は注目しており、中国建設銀行の田国立董事長も、当支店に対して、日本の国民と共に防疫対策の新たな段階へと歩みを進めるよう指示し、世界が共に大規模な災難に対応する中、人類運命共同体としての人的・文化的精神を示している。

そして、この大規模な災難に直面する中、私たちをサポートしてくれている全ての人に感謝を表したい。『同じ山を見る近隣同士、共に風雨に耐え』なければならない。中日両国の国民は、ウイルスとの闘いにおいて、友好的な精神を示し合っている。中日双方は、情報の共有、防疫対策などの交流、協力をさらに強化し、国際社会に手を携えて国際公共衛生の安全が直面する脅威に対応しようという積極的なシグナルを発していく」と語った。