中国の国花といえば? 世論調査8割近くが「牡丹」を支持!

 このたび、中国花卉協会は「中国の国花は何?」という調査をネットで行いました。結果、中国人の8割近くが「牡丹が国花に相応しい」と投じました。

 世界の100カ国以上の国が自国の国花を決めています。日本といえばサクラ、英国といえばバラ・・・中国はまだ国花を決めていない数少ない大国です。ただ中国では延々と「国花論争」が続き、これまで長い間、国花の座は空席でした。1980年代以降の国花論争、主張も様々です。一つめの主張は「国花は一つであるべき」その中でも「国花は梅・派」と「牡丹・派」に分かれています。二つめの主張は「国花は二つ・梅と牡丹派」。三つめは「国花は四花、すなわち牡丹、梅、ハス、それに菊とし、四季ごとに国花が変わる派」。四つめの主張は「一国・五国花論、すなわち牡丹を主とし、梅、蘭、荷、菊を輔とする「一主四補・論」もあったようです。なんか一国二制度みたいですね。

 中国花卉協会がネット投票の選択肢に「牡丹は国花に推すことに同意するか?」を準備したことも誘導尋問じゃないの・・・?とネットで話題になっています。ただネットでは「えっ、牡丹が国花じゃなかったの・・・?」と驚く人や「梅が一番!誇りに思う」と梅を推す声も少なくなかったようです。また「泥を出して染めず・・」というコメント付きでハスを強く推す声もあったようです。

 「国花は牡丹」に賛成79.71%! ただし、国花論争に結論はまだ出ていません。