奈良の鹿に噛まれて怪我・最も多いのは中国人観光客

                            (観光客に餌をもらうシカ)

奈良は歴史のある古い都。東大寺、興福寺、唐招提寺、春日大社、訪れる人を飽きさせないのは名刹古寺だけではなくて奈良のシカ、街中で群れを成して住む鹿は世界でも有名です。しかし、最近この大変大人しい草食動物が観光客を傷つけたという報道が何度も続いています。奈良のシカに噛まれた、ツノで突かれた、足で蹴られた、、、幸いにもどれも軽い怪我で済んでいますが、被害者の多くが中国人観光客のようです。

奈良のシカ・飼育担当の専門家によると、怪我をした原因は、シカに餌をやる時に一緒に写真を撮ろうとして、驚いたり苛立ったりしたシカに攻撃されることが多いようです。シカの扱いに慣れていない外国人観光客の被害は増加しています。ほとんどは軽傷で済んでいますが、中国人観光客で一人、シカに突進されて骨折、重傷を負った人もいます。

                                  (奈良の小鹿)

可愛い小鹿とも直接触れ合えるのは奈良しかありません。奈良のシカは観光客にとっても、特別珍しくって、記念写真を撮りたくなって、ついつい近づき過ぎてしまう。気持ちはわかります。

日頃おとなしく市中で暮らす奈良のシカも、実は野生のシカ、あまり近づき過ぎると時として攻撃的にもなってしまうのです。中国の観光客の皆さんも、ほんのちょっとシカの気持ちも考えると、奈良ではの良い思い出もできそうです。

                           (負傷した観光客の足)