飲酒運転で公務員・教師はクビ、子供の就職にも影響

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中国は公務員人事試験サイトで飲酒運転に関する「通告」を発表した。「通告」によると、公職員や公職に就いている者の飲酒運転が明らかになった場合、本人は公職を剥奪されるだけではなく、家族にも直接影響が及ぶ可能性が出てきた。

党員が飲酒行為で公安当局に処罰された場合、党内において警告され、党籍に関わる処分に及ぶ。飲酒運転の場合は党内の職務の取り消し、悪質な場合、除名処分の可能性もある。

医師、弁護士の場合は免許取り消しの可能性もあるほか、裁判官、公務員、教師などは除名処分、飲酒による事故の場合は、有無を問わず、一ヶ月から六ヶ月間拘禁される。また違反者の子供は公務員試験、軍警察学校試験が制限され、共産党入党も制限される。

企業の幹部・従業員に飲酒運転行為が頻繁に発生し、処罰された場合、所属部門の上司と企業の主要な経営者に対して責任が追及される。

飲酒運転に関する罰則規定

1、運転者の血液中のアルコール含有量が20mg/100ml~80mg/100mlの場合、拘留15日、罰金5000元の上、運転免許取消、運転免許は5年間取得ができない。

2、運転者の血液中のアルコール含有量が80mg/100ml以上の場合、重大な交通事故が発生し犯罪を構成した場合は、刑事責任が追及され、運転免許取消、運転免許は生涯取得できない。

社会的信用

1.犯罪記録は、生涯残る。

2.弁護士、医師は、免許が剥奪される。

3.公務員、裁判官は、公職から追放。

4.入軍、入党、海外留学などは、制限される。

経済的損失

1.会社から解雇され、補償がない。

2.保険会社へは、保険金を請求できない。

3.飲酒による交通事故で1人が死亡した場合、死亡賠償金は630,900元(約1,000万円)、葬儀費用は25,119元(約40万円)、扶養家族の生活費(全額)397,080元(700万円)、この3項目の賠償額だけで1,053,099元(1,700万円)に達する。