「盲導犬クイールの一生」が中国で映画化

アジアで3億人が読んだ作家・石黒謙吾が文章を手掛けた写真集「盲導犬クイールの一生」を原作として、中国初の盲導犬をテーマにした映画「小Q」のポスターがこのほど初公開された。ポスターからは、愛と忠実という超癒し系の同作品のテーマがにじみ出ている。同作品では、ラブラドール・レトリーバーのクイールが生まれてすぐに盲導犬になるための訓練を受け始め、パートナー(使用者)がこの世を去ったあと、クイールはどのように生きたのか、その生涯が描かれ、人間とイヌとの間にある絆が見る人を感動させる。

「盲導犬クイールの一生」は出版までに15年の月日が費やされた作品で、その販売部数は200万冊を超え、わずか8ヶ月で13回も販売部数記録を塗り替えたベストセラー作品。2003年には、「盲導犬クイールの一生」の中国語版も刊行された。